すべてのビジネスにマーケティング思考を！「Rhythm Marketing Lab」　（リズムマーケティング研究所）のブログです。

ありがとうのサイクル

腑に落ちる内容が多く、共感する内容満載で読んでてうれしくなる。
中身は難しい「マクロ経済」や「ミクロ経済」の話というより、「お金との付き合い方」や「消費について」を解りやすく書いてある。

特に僕が共感したのは「ありがとう」はチップだという点。

著書は居酒屋やレストラン、コンビニに行って買い物をすると
必ず店員に「ありがとう」を伝えているらしい。

これ、実は僕も心がけていること。

僕は関西在住歴が長く、この買い物の後ありがとうを伝える文化は関西で学んだ。

大阪、神戸では、コンビニで買い物をしたお客さんが、ほぼ必ずと言っていいほどレジスタッフに「ありがとう」と伝えている。
初めてこの光景を見たときは正直度胆だった。

「ありがとう」や「おおきに」と伝える関西の消費者を見て、素晴らしい！と感動したのを覚えている。

なぜ感動したか？というと、

「ありがとう」と言われて、うれしくない人などいない。
レジスタッフやレストランスタッフは「ありがとう」と伝えられることで、
「うれしくなる」
↓
「もっとお客様を喜ばすためにはどうしたらいいか？」を考えるようになる。
↓
そしてもっと、いい接客をするようになる。
↓
さらに「ありがとう」をもらう
↓
さたに、さらに

っと、グッドスパイラルが生まれるのだ！
（本にはグッドスパイラルとあり、僕はハッピーサイクルと呼んでいる）
そのスタート地点にあるのが「ありがとう」という感謝の気持ちを相手に伝えることなのだ。

上記のように僕が関西で経験し学んだ点が
なんとこの本に書いてある。

この「ありがとうサイクル」を知ってからは、出張先や旅行先で消費者が店員に感謝を伝えているかどうかを調査するようになった。
その結果、東京にも結構「ありがとう」を伝える消費者が多いことが分かった。
新潟と福島も多かった記憶。
じゃー沖縄は...きっと一番少ないんじゃないかなーと思う。

「うちなんちゅ」のみんな。
今日からコンビニやスーパーで買い物したら「ありがとう」を伝えよう。
そうすることで、グッドスパイラルが回り始め沖縄のサービスや経済はもっともっと良くなるはずだ。

そんな単純じゃないだろーと思いのあなた。
いやいや、意外と単純なのかもしれませんよ。

今日あなたに嫌な接客した店員は、その一人前のお客様に嫌な態度を取られたのかもしれません。
もし、それが嫌な態度ではなく、「ありがとう」の言葉であればどうでしょう。

少しづつですが、よくなるような気がしませんか？

ありがとうは結局自分に帰ってくる

「ありがとう」という言葉は結局自分に返ってくる。

経済とは共同体のあり方。

その共同体の中に「ありがとう」があるのとないのとでは
ハッキリ言って大違いである。


というふうに、

一見経済とは関係ないようで、大いに関係する話が目白押し。
堀江さんのコメントの通り、オンパレードである。

他にも
会社についてや
あなたはなぜ「行動」できないのか？
など、書かれている。

素晴らしい"本"と目が合ったもんだ。

本屋の”美女店員"とは目が合わなかったのですが...ははは。

読んでみー。




みんなで沖縄に「ありがとう」を増やそう！